エンジニアにおすすめのインド映画「きっと、うまくいく」感想

投稿者: | 2017年7月7日

せっかくAmazonプライムの会員になってるんだから、たまには映画でも観ようと思い前々から気になっていたきっと、うまくいくというインド映画を観ました。
さすが高評価な映画だけあって、おもしろかったです。
誰が観ても楽しめると思いますが、エンジニアには特におすすめの映画です。
邦題は「きっと、うまくいく」ですが、元々の題名は「3 Idiots」です。3バカですね、ぜんぜん違うやん。

エンジニア専門の大学へ入学し、同じ部屋で暮らすことになった3人組が中心の映画です。
インドでエンジニアは特別な職業です。元々、インドではカースト制で生まれながらに階級や仕事が決まっていました。
そこに新しい仕事であるエンジニアが食い込んだおかげで、エンジニアは特別枠となりカースト制を無視できる職業となったのです
そこで階級の低いインド人達はこぞって子供をエンジニアにしようと考えました。
幼い頃から子供に「おまえはエンジニアになるんだ!」と押し付け、プレッシャーを掛け続ける。
そんな中で、エンジニア専門の大学へ入学出来るのはほんの一握りです。
大学に入ってからも競争は続きます。そうした厳しい競争を生き抜いた者が就職への道を勝ち取れます。

そんな行き過ぎた競争社会のプレッシャーに耐えられなかった若者が選ぶ道は自殺。
家族の期待に答えられず、人生からのドロップアウトを選択してしまう。
そんな社会の構造が間違っていると言う3バカのひとり。
色々な問題を独自の発想で切り抜けて行く、そんなお話です。

私もエンジニアなので、色々感慨深い映画でした。
日本でも同じようにテストで点数を取るため、大きい会社に就職するためだけに勉強している人は大勢います。
本来、勉強は新しい知識を得るため、今までの自分では出来なかったことを実現出来るようになるためにするものですよね。
大学も、就職するために行くのでは無いのです。学びたいことがあるから行くのです。

そんな大真面目なテーマがありながら、映画の中ではバカらしいシーンが多々あります。
3バカは問題起こしてばっかりだし、インド映画特有の意味不明なダンスも有ります。

誤算だったのは上映時間が3時間近くもあったこと。
観る前に確認するべきでした。おかげでこの日は寝不足です。

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