確定拠出年金の運用はSBI証券一択

投稿者: | 2014年12月22日

最近、節税のために確定拠出年金を考えはじめました。
掛金が全額控除になるのと、自営業(国民年金の第1号被保険者)は上限が普通の会社員さんより大幅に優遇されているのがポイントですね。

月額 年額
自営業(第1号被保険者) 68,000円 816,000円
会社員(第2号被保険者) 23,000円 276,000円

注意点として第1号被保険者の場合、国民年金基金に加入していると同じ枠を使うのでその分上限が少なくなります。
私は国民年金基金に加入していないので関係なし。

また、国民年金が未納の場合は確定拠出年金へ投資することは出来ません。
これは過去の国民年金未納分は関係なく、これから先国民年金が未納になってしまうと、未納になった月は確定拠出年金に投資しても無かったことになりますよという意味。
私は来年の6月まで全額免除となっているので、開始するとしたら来年の7月からとなります。

確定拠出年金は原則として60歳までお金を受け取ることができません。
ということは、29歳の私にとってかなりの長期投資となります。
長期投資で大事なのは運用コスト。調べているとこの運用コストが金融機関によってかなり違うということに気づきました。

結論としてはSBI証券が一番という結論になったのですが、その経緯を説明していこうと思います。
自分でもなんでSBI証券にしたのか忘れそうですしね。

確定拠出年金のメリット

なんといっても掛金が全額控除できるという点でしょう。
その次に利益が非課税となるところです。まぁあまりに増えすぎた場合は退職金扱いで受け取るときに非課税枠を突破して課税されることもあるかもしれないですけど、気にしなくていいです。

他にも掛金を変動させることが出来るので、例えば子供が幼稚園や保育園に通っている間は上限まで掛金を設定しておいて節税することで保育料を抑える。
子供が卒園したら掛金を減らして運用ということも出来ます。
※子ども・子育て支援新制度で幼稚園の保育料も所得に応じて変動するようになります

確定拠出年金のデメリット

60歳までお金を受け取れません。以上。
手数料が掛かることをデメリットと受け取られがちですが、それ以上の節税効果が出るのでデメリットになりません。

確定拠出年金の手数料

確定拠出年金には様々な手数料が掛かります。
どこの金融機関でも同じなのは初回手続き手数料、事務手数料、資産管理手数料です。
これは運用する金融機関に払うわけではなく、お国に払うようなもんです。

初回手続手数料 2,777円
事務手数料(年額) 1,236円
資産管理手数料(年額) 768円

どこで運用しようとこれだけのお金は必ず固定で引かれます。
続いて変動するのが金融機関へ支払う手数料です。

手っ取り早く比較したい場合はモーニングスター社の以下ウェブページで比較できます。
http://www.benefit401k.com/Morningstar/401k-PortabilityGuide/doc/select_03.html

手数料がゼロ円なのはSBI証券とスルガ銀行のふたつだけです。
我が家のメガバンク、三菱東京UFJ銀行は4,536円。
仮に30年運用するとその差は136,080円。13万円は大きいですね、びっくりドンキー130回分に相当します。

それにしても、確定拠出年金に関わらずメガバンクの手数料やら金利はひどいもんです。
何も考えずになんてもかんでもメガバンクにしている人は相当な損になってそうですね。

運用商品と信託報酬

何に投資するかは人それぞれだと思いますが、私の場合はMSCIコクサイのインデックスファンドと決めています。
理由はこの記事にのせられたから、それだけ。

山崎元 ホンネの投資教室 第209回 確定拠出年金の最適な運用法は?
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/opinion/yamazaki/yamazaki_20131115.html

各金融機関で取り扱っているMSCIコクサイのインデックスファンドは以下となります。

金融機関 ファンド 信託報酬
三菱東京UFJ銀行 <DC>外国株式インデックスファンド 0.79%
SBI証券 EXE-i 先進国株式ファンド 0.23%
スルガ銀行 インベスコ MSCIコクサイ・インデックス・ファンド 0.70%

SBI証券の圧勝。同じベンチマーク使っているインデックスファンドなんてどれも成績は変わりません。
となれば、確実な損失となる信託報酬が低いところへ投資するのが有利なことが火を見るより明らかです。
ちなみに今回はMSCIコクサイでしたが、TOPIXや日経225でも同じような結果になると思います。
それほどSBI証券のEXE-iシリーズは信託報酬が安い。確定拠出年金は投資するファンドを切り替える(スイッチ)することもできるので、
運用商品が多く、全体的に信託報酬が安いことは大きなアドバンテージとなります。

まとめ

特別な理由が無い限り、確定拠出年金はSBI証券一択です。
NISAにまわすお金を減らしてでも確定拠出年金に投資したほうがお得なんじゃないかと思いはじめたので、もう一度運用方針を見直そうと思います。
現金が足りないから株の優待銘柄をいくつか売るか、ETFを売るか、NISAで運用している投資信託を解約するか、もっと仕事をがんばるか!?

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