年金が頼りないほど国民は貯蓄に走る

投稿者: | 2016年2月29日

「将来年金が貰えるかどうかわからない!」
「今の世代は貰える年金より、払う年金の方が多いから払い損!」
そんな声をよく聞きます。老後が不安な世の中ですよね。

2ちゃんねる初代管理人のひろゆきさんが、こんな記事を書いていました。

今の人はいくら溜めたら将来安泰なんだろう?

今の人はいくら溜めたら将来安泰なんだろう?

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15年ぐらい前は、お金を貯めてマンションを買って、マンションを貸し出して賃貸料で暮らすみたいな話が労働者からの卒業みたいに言われてました。(「金持ち父さん、貧乏父さん」)ある程度の年齢まで働いて、お金を貯めて、その資産を回すことで、働かないで生活費が出るように

この中で印象的だったのは以下の部分です。

いくらぐらいのお金があったら、満足した生活が送れるのかもわからないので、お金持ちの高齢者がもっとお金を欲しがっちゃったりしてます。

昔は、年金さえあれば老後は安泰。特に心配することなく暮らせる。
という考えが当たり前でした。いわゆる年金暮らしです。
ですが、今の国民は年金だけでは老後を安心して暮らすことは出来ないという考えになっている方が多いです。

そうなると、年金以外にも老後の資金を用意する必要があります。働いている人は老後に向けてせっせと貯金に勤しみます。
収入が貯金にまわるということは、消費が減少します。消費が減少すれば経済は悪化する。
しかも、いくら用意すれば安心かはわからないので青天井で貯金します。貯めて貯めて貯めまくる。
そして老後になると、自分の貯金が足りなくなるのを恐れて出来るだけ少なく消費していきます。

最悪ですね。全然お金が回らない。

せめて「これだけあれば安心」というラインがあれば、マシなんでしょうけど。
後は、老後に備えて銀行に貯金するのでは無く、株や投資信託で運用する意識がもっと広がれば経済は良くなります。
確定拠出年金で運用するという方法を知っている人が世の中には少なすぎると思います。

なんだかんだで結論としてはデフレマインド脱却。
目指すはインフレ、その為にマイナス金利です。

インフレが起これば貯金は目減りします。
現在の定期預金利率は全国でもトップクラスでも年率0.5%程度。
政府が目指す2%のインフレ目標が達成されれば、定期預金の額面は増えてもその価値は差し引き1.5%減ったことになります。

マイナス金利という言葉のインパクトも手伝って、少しずつ国民の意識は変わってきていると思います。
「銀行に預けてても無意味、吉野家の株買って優待券もらった方がいい」
という意見をネット上で見る機会が増えてきました。

理想としては
「老後がのためにお金を貯めないと」→「貯金しよう」→「貯金してもインフレで目減りする」→「インフレに対応できる物で資産を作ろう」
という流れになることです。

これからもマイナス金利付き量的質的金融緩和に期待しましょう。

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