嫁に下ネタ言うのやめたい

千里ニュータウンの発展、泉北ニュータウンの衰退

泉北ニュータウン生まれ、泉北ニュータウン育ちの私。
当時住んでいたので堺市鴨谷台にある団地で、小学校は美木多小学校、中学校は美木多中学校でした。
小学校で飼育委員に立候補しニワトリ、ウサギ、アヒルの世話をするのが好きでした。
中学校でも飼育委員に立候補しヤギ、ヒツジの世話をしていました。
中学校にヤギとヒツジがいるなんて珍しい!ということを知ったのは高校に行ってからです。それまでは他所の中学校のことなんて知りませんでしたから、ヤギとヒツジがいるのが当たり前だと思っていたのです。

家から駅まで、家から学校までの道は全て歩道がありました。
赤道と呼ばれる学校周辺にある道は自然がいっぱいの中を車の心配無く歩くことが出来るので、親からすると安心だったと思います。
そんな私にとって思い出深い泉北ニュータウンですが、今は衰退の危機が訪れています。
私が生まれたのが昭和60年(1885年)。その世代からの世代交代が上手く進んでいません。
昭和60年頃をピークに、子供が減り老人が増える少子高齢化が急激に進んでいます。

結婚して、新しく泉北ニュータウンで新生活を始めよう!という世代が居ないことが問題です。
よく考えれば当たり前ですよね。

こんな状態で、誰が泉北ニュータウンに引っ越そうと思うのか。

泉北ニュータウンに限らず、生まれた子供には二種類の未来があります。
生まれた土地に残る未来と、他の土地へ出ていく未来です。
仮に出生率が2.0だとしても、他のところへ流出する子供の分その土地の人口は減り続けます。
泉北ニュータウンの場合、流入してくる人口より流出する人口の方が圧倒的に多いので、どんどん人口が減っています。

結婚して新生活を泉北ニュータウンで始めたい。
生まれた子供が大人になっても住み続けたい。
と思えるような街づくりをしていかないと、このままではそう遠くない未来に泉北ニュータウンはゴーストタウン化するでしょう。

地の利が無い泉北ニュータウンが発展するためには、何かアピールポイントが必要だと思います。
そこで堺市は「自然に囲まれた豊かな生活」的なことをアピールしていく政策を行っています。
確かに泉北ニュータウンは自然が豊富です。ハーベストの丘とかありますし。
だがしかし、その路線では既に彩都という強力なライバルがいます。
イメージが悪い南大阪の泉北ニュータウンでは、オシャレな新興住宅地である彩都には勝てないでしょう。
梅田までの所要時間は泉北ニュータウンとそんなに差がありませんが、大阪空港や京都方面にもアクセスしやすいことを考えると交通アクセスも彩都の方が便利です。

あれ、なんで彩都と泉北ニュータウンの比較になってるんだろ……。
違うんです。本題は千里ニュータウンと泉北ニュータウンの比較なんです。

千里ニュータウンは再生に成功しています。
南千里や千里山の駅前は再開発され、新しいお店が沢山できました。
万博公園前にはエキスポシティも出来ました。
古い団地は建て替えで新しいマンションがバンバン建っています。
今、千里ニュータウンは高齢者と子育て世代がいい感じに混じり合った街になっています。
南千里だけ見てると高齢者が目立ちますけどね……。
山田、千里中央辺りは子育て世代がメインです。

これから千里ニュータウンの後を追いかけることになる泉北ニュータウンに同じような再生が可能なのか。
今のままではどう考えても無理でしょう。泉北ニュータウンはゴーストタウンまっしぐらです。
それでも、堺市長選挙で維新が勝てば希望はあるかもしれません。

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