嫁に下ネタ言うのやめたい

芸術は呪術である。太陽の塔内部見学

12月15日土曜日。半年ほど前に予約して、ずっと楽しみにしていた太陽の塔内部見学の日がやってきました。
嫁、4歳の娘、2歳の息子を連れて家族4人で出発。うちから万博公園まで自転車で10分ほどです。
嫁、娘、息子は3人で自転車。私はバイクで向かいました。

万博公園の西口へ到着し、そこから太陽の塔へ向かいます。
西口から太陽の塔は結構遠い。のんびり歩くと20分ぐらい。散歩です。
冬で寒いからか、人が少なかったです。

内部見学の予約は14:00から取っていました。着いたのは5分前ぐらい。
受付でお金を払って、入場後はトイレが無いみたいなので、先にトイレを済ませていると、係員さんに声を掛けられる。
「先程、大人2人、4歳以上のお子様1人でお伺いしましたが、もうひとりお子さんいらっしゃいますか?」
はい。います。2歳の息子が。
息子の分は2歳で無料だから予約時に入力必要ないと思っていたのですが、入力しないとダメでした。
そして、予約していないから息子は入れないとのこと。2歳の息子ひとりだけ入れない?無理やん!
どうにかならないのか粘ってみましたが、4歳未満の場合はエレベータで上がることになるので専用の係員を用意しないといけないとのこと。
仕方ないので嫁の分は返金してもらい、私と娘の二人で内部見学することにしました。
ちなみに、私は万博公園の年間パスを持っていたので少し安くなりました。

入場してすぐの場所が万博の時は地下だった部分を再現したフロアでした。
薄暗い中、呪いのような音楽、炎の中に人の手の影が無数に浮かぶ映像、飾られた奇妙な仮面。
入場して2秒で娘が「こわい」と泣き出しました。
いや、パパもこわいよ……。なんやねんコレ、恐すぎやろ。

内部見学は1フロアごとに時間が決まっていて、係員さんの案内に合わせて次のフロアへ移動する方式です。
係員さんの声を受けて、恐い場所から逃げるように次のフロアへ。いよいよ太陽の塔の内部へ入ります。(ここまではまだ塔の外)
次のフロアは太陽の塔の底部分。太陽の塔内部の中心には生命の樹という大きな木のオブジェがあります。
その木の根元部分に、アメーバやら三葉虫やらが設置されていました。この生命の樹は人間の進化の過程を表したものだそうな。
アメーバを見た娘はスライムって言ってました。スライム知ってるんや。
スライムって色んなのがありますよね。ドラクエ的なやつとか、物理無効なやつとか。
内部は赤いライトで照らされていて、ここでも呪いの音楽が聴こえてきます。恐いわ。

どんどん階段を登り、見学していきます。
次はクラゲとか、オウム貝とか、サソリ。
その後は恐竜やマンモス。
上の方にあるゴリラの頭部が経年劣化で無くなってて、内部の機械が露出いました。ホラーやん。
当時の万博の時は機械で動いていたそうな。
生命の樹やオブジェは万博の当時の状態で放置されていて、今回の公開のために修復や作り直したものもあれば、ほぼそのままのものもあるとのこと。

一番上にはネアンデルタール人がいました。一番上といっても、太陽の塔の手の部分です。
中から太陽の塔の手の内側を見ることができたのですが、なんだか吸い込まれそうな不思議な雰囲気でした。恐い。

ここで終了なので、帰りは階段を降りていきます。
階段を降りている途中、壁にこんな文字がありました。

芸術は呪術である。

その文字を見て、確かに呪術だったなという感想。
なんかよくない悪魔とか喚び出されてもおかしくない雰囲気でした。ゲームに出てくるカルト教団の宗教施設かと思うぐらい。
太陽の塔が動きだしても不思議じゃない。夜になると目が光るし、なんか今までより太陽の塔が恐い存在になりました。
20世紀少年はこういうところから来てるのかもしれない。

内部は写真撮影禁止だったので、外から太陽の塔の背中を撮ってみた。
呪いの顔。

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