電子書籍が嫌いです。でもなんで嫌いなのか自分でもよく説明出来なかったので考えてみました。
電子書籍を読んでいると指が痛くなる
私はタブレットなんかで電子書籍を読んでいると指が痛くなります。
なんでかはわからない。ページめくるためにタップする時、変な力が入ってるんだろうか。
多分指の関節に負荷が掛かってるんだろうと思う。
電子書籍は片手で読めない
本なら電車で立ちながら、ごはん食べながらでも片手で読めます。本のほうが軽いし。
これは左手の親指の力を微妙に加減することでページをめくれるというのが大きい。
電子書籍でこれが出来るようになるのはまだまだ先なんでしょうね。
あと、本は落としても対したことないけど、電子書籍は落とすと壊れるというのもある。適当に持てない。
読む距離、角度に自由度が無い
満員電車で本を読む場合、顔と本の距離が10cmぐらいの時もあり、斜めから本を読むこともあります。
電子書籍ではこれが出来ない。一定の距離と角度から読まれることしか想定して作られていない。
バッテリーが必要
毎日電車で読書する私としては、バッテリー切れは深刻な問題です。
もし電子書籍で読書してたら、1年に1回は絶対バッテリー切れに陥ると思います。充電ってめんどくさいもん。
感覚的な問題
ここまで挙げた内容は後から取ってつけたような理由付けです。
実は一番大きなのが感覚的な問題。なんとなくです。でも大事なことですよね、なんとなくって。
物語シリーズの猫物語(白)の中で羽川さんが電子書籍は写真のようなもので、立体である本とは別物。
と言っています。フィギュアを集めるひとがフィギュアの写真で満足することが無いように、本とは背表紙あっての物だとか。
この感覚は結構自分に近いな、と思いました。
でもまだなんかしっくりこない。本って大事なのは中身であって、見た目では無いとも思う。
他にインターネットで見た意見で
「美容室に置いてある機械のシャンプーみたいで、嫌い」
というのがあって、これがしっくりきました。私も美容室では手洗い派です。機械のシャンプー嫌い。
まとめ
結局は感覚的なものなんですよね。
本を読むということは、書かれている内容から情景を想像することです。
そして私の場合、想像力は電子書籍より本の方が掻き立てられるんです。
本を読む上で作者の気持ちって大事ですし、作者も電子書籍で読まれることを想定して本を書いてないと思うんですよね。
逆に言うと、作者の気持ちが存在しない本なら電子書籍でも良いのかもしれません。辞書とか。技術書とか。
あとマンガも別に電子書籍でいいかも。想像力あんまり使わないし。