2020年からの大学無償化についてライフプランを考え直す

投稿者: | 2019年12月19日

大学無償化、正式名称では高等教育無償化制度が2020年度から始まります。
これによって基準をクリアした学生は入学金やら授業料やらがタダになるので、対象の家庭にとっては救世主のような制度ですね。
もちろん私も大喜びです。

ただ、厄介なのは資産基準。

今まで家庭に対する国からの補助金や助成金で、資産に対する制限ってあんまりありませんでした。
少なくとも私は見たことないです。幼稚園の補助金や小・中学校就学援助費制度も所得制限だけ。
でもこれって貯金5000兆円あって仕事してない大金持ちも補助金受け取れるんですよね。そこに不満の声が集まって、今回の大学無償化は資産に対する基準を設けたのでしょう。

さてさて、それでは資産とはなんぞや?という話ですが、文部科学省は以下のように規程しています。

学生等及びその生計維持者の保有する資産※の合計額が、以下の基準額
に該当すること
(基準額) 生計維持者が2人の場合 2,000万円未満
生計維持者が1人の場合 1,250万円未満
※ 対象となる資産の範囲 : 現金及びこれに準ずるもの、預貯金並びに有価証券
の合計額(不動産は対象としない

【出典】
支援措置の対象となる学生等の認定要件について
https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2019/07/03/1418612_14_1.pdf

大事なところは太字にしてみました。そう、不動産は対象としないの部分です。
子供が大学へ入学するタイミングで貯金が2000万円以上(生計維持者2名の場合)あるとアウトです。この2000万円以上に不動産は含まれません。
ということは、持ち家が圧倒的に有利です。
私のような賃貸暮らしの人は子供が大学へ入学するまでに不動産を購入するしかないですね。
うーん。なんか家を買えっていう圧力をヒシヒシと感じる。自民党って不動産業界と繋がってるんでしたっけ。なんか消費税増税も不動産だけ実質増税前の税率で買えるような優遇措置やってましたよね。

一生賃貸暮らしで生きていきたい人は、投資用の不動産でも買うことになるんでしょうか。
最近知り合いに不動産投資はおすすめしないって話を聞いたばかりなので、あんまり気乗りしない。

なにはともあれ、長女が17歳、私が47歳の時に仕事辞めて住民税非課税世帯へクラスチェンジして無料で大学ウハウハ計画を立てていた私からするとちょっとピンチな状況です。
これからこの他の補助金要件にも資産基準はどんどん入ってきそうなので、何か対策を考えたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*