住宅ローンの審査に落ちたい!という人が結構いる

投稿者: | 2015年6月10日

普通、住宅ローンの審査といえば通すためにあれこれ努力するもの。
頭金を増やしたり、一生懸命働いて勤続年数を増やしたり、自営業なら経費を削って所得を増やしたりして銀行からの信用を得ようとする。
でも世の中には逆に住宅ローン審査に落ちたいと思っている人が思いのほか多いことを知った。

審査に落ちたいと思っている人の状況は大体こんな感じ。

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結婚5年目の高橋さん夫妻(旦那35歳、妻32歳)は二人目の子供が生まれてから現在の賃貸に不満を持ち始めていました。
「そろそろマンションを買いたいな」
そう思っている高橋さん夫婦は、近所で建設中のマンションを見学に行くことに。
週末に予約をしモデルルーム見学を楽しみにしていました。

週末になり、モデルルームを見学した高橋さん夫妻はひと目で気に入り
「こんな部屋に住みたい」
と話していた所、マンションの営業マンは言いました
「70㎡の部屋はもうひとつしか残っていません、今も2組の別のお客様が検討中です。」
「今すぐ手付金を入れて契約しないと、部屋が無くなってしまいますよ!」
焦った高橋さん夫妻はその場で4,000万円の部屋を契約し、手付金の50万円を支払いました。

数日後、本当に即決で契約してよかったんだろうかと不安になりながら仕事をする旦那さん。
たまたま同僚との雑談でこんな話が出ました。
「そういえば高橋、知っているか?おまえの家の近所に新しくマンションの建設計画があるんだよ。」
そんな話を聞いた高橋さんはすぐにその新しいマンションの建設計画を調べました。
調べてみると、週末に契約したマンションより立地が良く、価格も500万円ほど安くなりそうでした。

「失敗した。。。このマンションの建設計画を知っていれば週末に契約なんてしなかったのに。」

落ち込んだ旦那さんは帰宅後、新しいマンション建設計画の話を妻に話しました。
夫婦で落ち込む高橋さん。しかし、今更マンションを解約するとなると手付金は戻ってきません。
途方に暮れていた所、あることを思い出しました。
「確か、営業の人が言っていたな。住宅ローンの審査に落ちた場合は手付金を返却するって。」
「そうだ、住宅ローンの審査に落ちればいいんだ!」
高橋さん夫妻は早速住宅ローン審査に落ちる方法を調べ始めました。
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※高橋さんは仮名

はい。ネットで調べているとこんなパターンが多い。主に知恵袋で。
要は特約を利用して一度払った手付金を取り戻したいという要望。

でもそんなに簡単に住宅ローン審査に落ちる方法って無いよね。
もし仮になんらかの方法で一社落ちたとしても、別の金融機関で再審査させられるだろう。
やるならばどんな金融機関でも必ず落ちるようにしないといけない。
思いつく限りでは

・仕事を辞める
・犯罪を犯して逮捕される
・夫婦でローンを組む予定なら、離婚する

ぐらいしか思いつかない。消費者金融などで借り入れて返さずにブラックリスト入りするという方法も考えたが、
おそらく時間が足りない。ブラックリスト入りする前に契約解除出来る期間を過ぎてしまう。
一番簡単なのは仕事を辞めるかな。手付金50万円ならバカバカしいけど、これが2000万円なら考える余地はある。
とは言っても、普通で考えればどれも常識的な行動とはいえない。
契約したのは自己責任だし、おとなしく手付金は諦めるのが筋。

対策としては、手付金は出来るだけ少なくしておくという手がある。
デベロッパーにもよるが、手付金は少ない所では1万円でもOKという所もある。交渉も割と通じる。
これぐらいなら失っても納得できる。

一寸先は闇、人生何があるかわからない。手付金はなるべく値切るようにしよう。

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