社員持ち株制度の落とし穴

投稿者: | 2015年9月5日

山崎元さんのほったらかし運用術という本を読みました。
前に読んだ超簡単お金の運用術は目からうろこだったけど、今回のほったらかし運用術はあんまり面白くなかった。
超簡単お金の運用術だけ読んでおけばいいかな。言ってる内容はどちらも同じだけど、ほったらかし運用術のほうはちょっと専門的。

ほったらかし運用術に書いてある中に、妙に気になった部分がありました。
それは「自分が勤めている会社とは別の業種に投資してリスクをヘッジする」という内容。
サラリーマンの場合は、これから稼ぐであろう賃金のことも考えて投資するという感じだったと思います。
これは今まで意識したことなかった。

考えて見れば、IT業界全体が不景気になると私の仕事は確実に減ります。
仕事が見つかったとしても、単価が低かったりで収入は減るでしょう。
そんな時に、IT企業の株に集中して投資していたらダブルパンチですよね。
株価と収入、両方減っちゃう。

このリスクが極端に現れるのが社員持ち株制度
持ち株会に参加して自社の株を毎月積み立ててたりするともうリスクの塊。
自社の業績が悪くなると、株価と給料の両方が減っていく。減るだけならいいけど、最悪リストラや会社が倒産する可能性もある。
リスクだけ考えたら持ち株会は参加しないほうがいいですね。

会社の業績を上げたくなるから仕事のモチベーションに繋がるという点ではいい制度なんですけどねー。
社員持ち株制度。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*