娘と海遊館デート

投稿者: | 2019年5月20日

日曜日に娘と二人で海遊館デートしてきました。
娘と二人でお出かけ出来るのは小さいうちだけでしょうし、今のうちに色んなところにいっておきたい。
今は5歳の娘ですが、きっと23歳になる頃にはお父さんと二人でデートなんてしてくれないでしょう。涙が出そう。

そんな娘との貴重なデート、どこに行こうかと色々考え、娘にも希望を聞いたら前に家族で行った海遊館に行きたいと言っていたので、海遊館に決まりました。
本当はその前にUSJって言ってたのですが、その日は嫁と息子がデートでUSJに行く予定だったので、なんとかごまかしました。

思えば、私が19歳ぐらいの頃の鉄板デートコースが海遊館でした。更に、今の嫁と結婚する前の前妻との結婚式も海遊館でした。
ここはベテランの経験を活かした腕の魅せどころ。海遊館デートを成功させるぞ!と鼻息荒く、決意した決戦前夜。
それはそうと、出費はできるだけ抑えたいもの。お得なキャンペーンなんかをチェックしていました。
すると、OSAKA海遊きっぷと言うものを発見。そういえば、前に家族で行ったときもこれ買った気がする。

OSAKA海遊きっぷは電車乗り放題と海遊館のチケットがセットになったお得なチケットなのですが、色々な種類があります。
阪急版とか、北大阪急行版とか、OSAKAメトロ版(OSAKAメトロってまだなんか慣れない呼び方)とかとか。
料金がそれぞれ違うのですが、節約のために桃山台から江坂までは通勤定期券で行き、江坂で一旦降りて駅長室でOSAKA海遊きっぷを購入、その後に海遊館の最寄り駅である大阪港まで行くことにしました。
せこい男と幻滅されるリスクが隠しきれません。でもまだ5歳の娘、数字も15以降は数えるのが怪しい感じですし、上手くごまかしたい。

当日朝、8時過ぎに家を出て、桃山台の駅まで徒歩。嬉しそうに歩く娘。
出発から約5分。今のところデートは成功しています。
家から桃山台までは私の通勤ルート(と言っても、まだこの通勤ルートになって2週間ぐらいですけど)。
「パパはいつもこの道を通ってお仕事行ってるんだよ〜」
と話ながら歩きました。娘も
「パパと一緒にお仕事行くみたいだね!」
と嬉しそうにしていました。パソコンのキーボードをカタカタするジェスチャーをしていたので、私がパソコンの仕事をしていることは認識しているみたい。
私が5歳の時は親父がどんな仕事してるのか、知らなかったなぁ。多分、サラリーマンだったと思う。その時代のサラリーマンがどんな仕事してたのか知らんけど。

桃山台の駅に到着し、ホームへ。
ホームで電車が来るときに流れる音楽が「鬼のパンツ」であることに娘が気づいた。
将来は音楽家になるのかもしれない。
「鬼のパンツ」が大好きな弟の話をしていたので、家族想いの良い子に育っていて感動。

電車に乗り二駅、江坂駅に着いたので一旦降りて、駅長室でOSAKA海遊きっぷを購入。
駅長室の場所は事前に調べていたので、電車も近いところで降りれるようにしておきました。
デートも仕事も、事前調査が大事。情報を制するものは世界を制する。
ホームに戻り、もう一度電車へ乗り込む。

電車の中でOSAKA海遊きっぷのパンフレットを見ながら、裏に電車の路線図が付いていたので「今はここだよ〜」など話した。
私の実家や、嫁の実家の最寄り駅も載っていたので、そこも説明。まだ字が読めないけど、なんとなく距離感は伝わったかな?
パンフレット表はイワトビペンギンが目立ってて、娘はあんまりお気に召さないみたい。ツンツンしているのが嫌とのこと。
そういえば、フグも嫌いって言ってたのでツンツンしているもの全般好きじゃないのかな。でもハリネズミはそんなこと無さそうなんだよなぁ。
パパはイワトビペンギン好きだよと言っておきました。昔から割と好きです。スーパーハードのCMしてた頃から。

そんなこんなで乗り換え駅である本町に到着したので、乗り換え。
お茶を持ってくるのを忘れていたので、途中にあった自販機でペットボトルのお茶を買いました。
なんか濃い目の緑茶しかなかったから、不安を感じていたのですが、しょうがないので緑茶を購入。
娘はおいしくない、大人の味と言いながらも飲んでくれました。今日のデートは失敗かもしれない……。

中央線に乗り換え、大阪港へ。思ってたより近いやん。
と、ここでアクシデント発生。江坂でOSAKA海遊きっぷを買ったのはいいんですが、一度改札を出るのを忘れていました。
このままPiTaPaをピッとやってしまうと、電車代がもったいないことになってしまう。(桃山台→江坂の定期券はPiTaPa裏面のIC定期券なのです)
しかし、デートも仕事も、アクシデントはつきものです。そんな時こそ冷静な判断力と、その後の対応が大事になるのです。
というわけで、駅員さんに状況を説明。PiTaPaのデータをクリアしてもらい、OSAKA海遊きっぷで改札を出ました。
おお、OSAKA海遊きっぷは入場してなくても出れるんだ。すごい。

改札を出て、海遊館方面へ。駅の通路の側面に色んな海遊館の生き物や、遊覧船の写真がありました。
娘と写真を見ながら、アレはなんの動物かな?とクイズしながら通る。たぶん、ここを通る小さい子連れの親子はみんなやってるんだろうな。

海遊館に行くまでに、レゴで出来た大きなキリンがありました。

口紅を塗ってあったのと、まつ毛がバッシバシだったことから女の子だと思われがちですが、ケバい気がするので私はオカマちゃんだと思っています。
でもそんなことは娘の前で言いません。ジェンダーレスが声高らかに掲げられるこの時代、特に女性は性差別的な発言に敏感です。デートを台無しにするような発言は慎むべきです。

外のエスカレータを登り、いよいよ海遊館へ。
海遊館の前では5月だからか、鯉のぼりがぶら下がってる……ってよく見たら鯉じゃなくてジンベイザメでした。
だから、こどもの日が終わってもそのままにしてるんでしょうね。あくまでコレは鯉のぼりでは無いというスタンス。

写真は下を向いている娘と、ぶら下がったジンベイザメ。

そしていよいよ海遊館へ。
娘に600円を渡し、自分でチケットを買って貰いました。デートではありますが、お金の使い方を学んでもらいたいと思う親と子供に戻った一面です。娘は元気に
「5歳1枚ください!」
と言えていました。空いていたこともあり、受付のおねえさんもニコニコ。海遊館のスタッフの人は笑顔で接客態度の良いスタッフさんが多いように思います。素晴らしい。

入り口前のジンベイザメオブジェで食べられて嬉しそうな娘を記念撮影し、入館。

入ってすぐのところでスタンプカードを販売していたので、スタンプ大好きな娘に購入してプレゼント。
デートでは、後からその日のことを思い出せるような思い出の品を贈るのがポイントです。
後日、スタンプカードを見たときに今日のことを思い出してくれればと購入したのですが、これがちょっと失敗だった。
スタンプが大好きすぎて、生き物そっちのけでスタンプ探しに夢中。生き物なんてどうでもいいからスタンプを探しに行こうと言わんばかりです。
相手が欲しがっているものをプレゼントすることが、自分と相手の幸せに繋がるとは限らない。

朝イチである10:00に合わせて入館したからか、アシカやペンギンの餌やり時間に上手く合うことが出来て、良い場面を見ることが出来ました。
ただ、私が海遊館で一番好きなコツメカワウソは木の陰に隠れた位置にいて、ほとんど見ることが出来なかった。コツメカワウソが出てくるまで待とうにも、娘に急かされるし。
あと、メインの水槽以外の特別展っぽいものに関しては所々ニフレルっぽい雰囲気のところがありました。
確か運営してるのは一緒のところだった気がするので、色々取り入れてるのかもですね。
そのうちのひとつに、めっちゃファインディング・ニモを意識した撮影コーナーがありました。撮影したのは娘。被写体は私。

最後の方にあるサメやエイを触れるコーナーでは恐いと言いながら、娘はサメに触ることが出来ました。
嫌だ!恐い!触りたくない!って言いながら水槽に近づいて触りに行って、触ると泣きながらこっちに帰ってくるのはなんなんだろう。かわいい。

無事にスタンプも全部集まり、海遊館を脱出。
お土産屋さんで何か買おうと色々見ることにしました。娘はぬいぐるみが欲しいみたい。
見ているうちに欲しいものがどんどん変わる娘ですが、最終的になぜかクレーンゲームに落ち着きました。
中に入っているのは小さめのぬいぐるみ。500円で取れるまで何度もチャレンジできるという親切設計。
ただし、娘が欲しいのはピンクのイルカだけど、中にはペンギンとか三葉虫も入ってる。三葉虫だけは避けたい。
はじめの2回は娘が挑戦。クレーンゲームなんてしたことないので、見当違いのところへアームが降りる。
2回目のとき、アームが少し三葉虫に引っかかった。危険が危ない。
これは良くないと思い、バトンタッチ。私がピンクのイルカを狙いました。無事にピンクのイルカをゲットすることが出来たので、一安心。プレイする前に
「ピンクのイルカじゃないのが当たるかもしれんで!?」
「この茶色い虫みたいなんになるかもやで!?」
と念押ししてたのが要らない発言でした。エンジニアによくある、可能性の低いリスクを事前に提示しておこうとする、あまり宜しくない発言ですね。ケース・バイ・ケースですが、リスク回避や対応策があるなら、クライアントに余計な不安感を持たせるこのような発言は控えるべきです。
今回の場合、三葉虫を引き当てた場合は追加で500円を投入すれば良いだけの話です。息子へのお土産も出来て万々歳です。

時間がちょうどお昼時だったので、その後は隣のショッピングモールにあるココスへ。
入り口がわからず、ココスの周りを一周してしまいました。ダサい男です。でも娘は気にしていない様子でした。優しい女の子です。こんな時、男性を責めるような女性にはなってほしくないもんです。
ケータイのクーポンを提示し、私はチェダーチーズの乗ったハンバーグ&ベーコンと生ビールを、娘はお子様ナポリタンとキッズドリンクバーです。
ケータイのクーポンを使う男を嫌がる女性も世の中にはいます。私としては、使えるものは使わないと損するだけ。
大阪の女性としてはむしろクーポンを積極的に使う人を好むように育って欲しいというのが私の思いです。
ただし、クーポンに使われるような男はダメです。クーポンがあるからと、自分があまり食べたくないメニューを注文したり、クーポンを使っても割高な物を買ったり。
はい、私のことですね。気をつけよう。この日の注文だと生ビールがこのパターン。飲むとしんどくなるだけなのに、一杯目だけめっちゃ安くなるクーポンがあったから注文してしまった。
デートのランチで相手は飲まないのに、自分だけビール飲んでる。ダメなパターンです。

満腹になった後は遊覧船サンタマリア号に乗るため、船着き場へ。13:00の船に乗るためにちょっと急ぎ足でした。
食後、トイレ休憩をとっていなかったので不安でしたが、チケットブースで船内にトイレがあるか確認したら「トイレあります」とのことで安心して乗船。OSAKA海遊きっぷがあると割引になるのと、小学生未満は無料なのでお得。

はじめは「船が沈むかもしれん」と不安がっていた娘も船が出港すると嬉しがって走り回っていました。
大砲のところで大砲を撃つマネをしてみたり、大きなイカリがあるところで「イカリをおろせー!」と言ってみたり。

階段を上り下りしまくったので、ちょっと疲れた。めっちゃ体力あってびっくり。
船内にはめっちゃジャック・スパロウなキャラクターが描かれていました。

船からはUSJが見えたり、イケアが見えたりで中々おもしろいです。
今度はイケアに行くのもいいかもしれない。でも、あんまりデートって感じではないな。デートで行くとしたら、これから二人で暮らしはじめるカップルがウキウキワクワクしながら行って、現地でケンカするところですね、あそこは。

45分のクルーズが終わり、海遊館に帰ってきました。
時間が空いたので、ショッピングモールをブラブラし、忍者屋さんとか食品サンプル屋さんをウィンドウショッピング。
ファンシーグッズ屋さんにも寄ったけど、ここは娘にとって欲しいものがいっぱいすぎた。
特に鮮やかな虹色の長い髪の毛が生えたユニコーンのぬいぐるみが欲しかったみたい。サングラスや帽子も欲しかったけど、また今度ねと我慢してもらう。娘は
「私が子供とデートするときは、色んなモノ買ってあげる!」
と言っていて、ちょっとショックを受けた。これは確かにデートにあるまじき行動だったかもしれない。将来、男の子とデートするときに色々買ってもらって、舞い上がるのかも……。
親として、難しい判断を求められる場面でした。また今度と言ったからには、次に行った時にはなにか買ってあげようと思います。

おやつはミルキーのソフトクリーム屋さんがあったので、そこで小さめのソフトクリームを買って二人でシェア。

甘い。めっちゃ甘い。ママの味はめっちゃ甘かったです。
そういえば、家の近所に不二家のレストランがあるから行きたかったんだった。と、ついついデート中に関係ないことを考えてしまいました。これはいかんと気を引き締めて、後半戦へ挑みます。

その後は観覧車へ。天保山の観覧車は大きくて、一番上から見下ろす景色は圧巻です。
しかしこの観覧車、3歳以上は大人料金といういい商売してやがりました。サンタマリア号を見習え。
赤いゴンドラを希望していた娘ですが、順番で引き当てたのは黄色でした。
「黄色でもいいか」と言って、細かいことは気にしない娘。素晴らしい。このあたりは私に似た気がします。自画自賛。

ちょっと怖がっていましたが、思っていたより観覧車も楽しんでいました。
「前から観覧車に乗りたかったんだよね〜」
と言っていたので、3歳以上大人料金に負けずに乗ってよかった。よく行くエキスポシティにも観覧車があるので、観覧車はよく見かけてるんですよね。

上からはUSJのキッズ向けエリア(エルモのところ)がよく見えました。
別行動でデートしている嫁と息子はあの中のどこかにいるのかな、と地上120mから高みの見物。
真下に地面のタイルがジンベイザメになっているところと、公園が見えたので今度はそっちへ行くことに。

観覧車から降り、乗る前に撮った記念写真の販売を華麗にお断りし、ジンベイザメのタイルのところでちょっと遊んでから、天保山公園へ。
なんか人がいっぱい。みんなケータイを忙しそうに操作しているところを見るに、ポケモンのイベントがあったみたいです。
せっかくなので天保山登山だということで、山頂へ。山頂にたどり着いて登頂成功と思っていたのですが、後から地図を見るとただの展望台でした。まぁでも、天保山の山頂より高いところにあったから登頂成功ということでいいや。
公園の出入り口のところでタバコ吸ってるおじさんがいて、娘がゲホゲホ。タバコこの世から消えればいいのに。

そんなこんなでいい時間だったので、撤収。電車に乗って、桃山台まで帰ります。
帰りの電車で、本町〜梅田間は満員近い混雑でしたが、それすら娘は楽しんでいました。短時間というのもあるけど、なんでも楽しめるのは良いことだ。たぶんこれも私に似た。自画自賛。

帰りはめんどくさかったので、江坂で一旦改札出ずにそのまま桃山台まで直行。
行きに大阪港で駅員さんにデータクリアしてもらえたので、帰りもなんとかなるだろという判断。桃山台の駅で駅員さんに説明してOSAKA海遊きっぷと通勤定期を見せると、笑顔で改札を通してくれました。よかったよかった。

帰り道は流石に疲れていた娘を肩車しながら、よくわからない自作の肩車を歌を歌いながら歩く。
途中、ポン菓子屋さんが路上にいて、爆発を待って見ましたが時間が掛かりそうだったので離脱。ちょっと歩いてたら後ろから「バーン!」と大きな音。間近で聞かなくて良かったかも。

公園の横を通ったときに「公園で遊びたい」と娘。疲れてたんちゃうんかい。
まだちょっと晩ごはんまで余裕はありそうだったので、公園で遊びました。5歳の娘にちょうどいい遊具があったので、なかなか良い公園。今度また遊びに来よう。
公園から家までの帰り道は歩いてもらったり、抱っこしながら歩きました。

帰ってケータイの万歩計を見てみたら15000歩以上歩いてた。娘の体力に驚愕。
そんな娘ですが、デート中や帰ってからも
「今日はいい日だねー!」
「ごっこじゃなくて、本当のデートだね!」
って嬉しそうに言っていたので、今回のデートは大成功です。

次回もお互い楽しめるように、しっかりデートプランを考えよう。

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